アマゾンでのレビューの評価が高い「YDA138 デジタルアンプモジュール」を使って、デジタルアンプを制作した。
このアンプモジュールはYAMAHA製のICものだとのこと。国産のICということで期待して購入&制作してみた。
用意したもの
部材
工具・雑材
- はんだごて
- はんだ
- はんだすっぽん
- ドライバ
- 熱収縮チューブ
- 同線
組み立て手順
いきなり、完成写真となってしまう。ボリュームポッドは基板に付いていたものを取り外し、ケースに取り付けた
前面パネル。左から LED、ボリューム、電源スイッチ
背面パネル。左からDCジャック、ステレオミニジャック、ヘッドフォン用ジャック(ボードについているもの)、スピーカーRR
電源スイッチのあたり
ボリュームのあたり
感想
以前に制作した「PAM8403」のアンプモジュールも、用途によっては非常に満足できるものである。実際にわが家では使わなくなった5.1chの5w程度のサラウンドスピーカと接続して、パソコンやスマホと接続して音楽を聴く、といった用途で利用している。
ただ、「PAM8403」のアンプを、ある程度大きなスピーカー(ミニコンポについているクラスのもの)と接続してみると、スカスカ感がありパワー不足を感じてしまう。今回制作した「YDA138」ではミニコンポ程度の大きさのスピーカーではパワー不足感は全くなく、スムーズにスピーカーを鳴らしている感じがある。防音対策のない一般の住宅で、ボリュームを半分以上にして鳴らすと普通は苦情が来るであろうという程度の音量がある。
音質については、深く語ることが出来るような耳を持っておらず、またボキャブラリーも不足しているため、あまり参考にならないと思うのだが、素人的にはフラットというか素直な音質であるように思える。高音域が抑えられており、聴き疲れしない音質である。あんまりデジタルな感じがなく、人によっては高音域の特性に物足りなさを感じるかもしれない。こういった特性がこのIC本来の特性なのか、IC以外のパーツがいまいちだからこうなっているのか、という点は判断しかねる。
個人的には、今回制作したアンプの音質面、コストパフォーマンスは十分に満足出来るものであった。