2本のキス竿を補修
キス釣りシーズンに備えて、キスの船竿のトップガイドの補修を行った。
修理したのは、キス竿2本
1本目 プロマリンのキス竿(旧モデル)
トップガイドのリング部分の金属が腐食して取れてしまったもの。
これは単純にトップガイドを付け替えれば良さそう。
2本目 シマノ ベイゲーム(旧モデル)
もう1本は竿先が折れてしまったもの。
トップガイドと2番目のガイドの真ん中あたりで折れてしまっている。
トップガイドを仮止めして竿を曲げてみたところ、曲がりのバランスは悪くない。
バランスが悪ければ2番~4番ぐらいまでのガイドの位置を変更して対応しようと考えていたが、これなら大丈夫そうである。
作業手順
既存のトップガイドの取り外し
1本目の竿はトップガイドの一部が竿先に残っているため、取り外しを行った。
コーティングされている部分をカッターで剥がし、巻き付いているスレッド(糸)もカッターや爪で取り除いた。
ガイド部分を引っ張っても外れなかったため、火であぶって暖めてから外そうと、ガスコンロの火に近づけた所、「パチン」という音とともにガイド部分がはじけ飛んだ。 ライターであぶった方が無難であろう。
トップガイドの購入
トップガイドの取れた竿2本を持って、釣具屋を訪問。
自分で修理したいので、竿に合うトップガイドが欲しい、という趣旨を店員さんに伝えたところ、 「合うものをこの中から選んでOK」と、様々な大きさのトップガイドが入ったケースを渡してくれた。
ガイドを竿先にあてがいながら、大きさがフィットするトップガイドをチョイスした。釣具屋さんありがとう!
トップガイド 1つ250円也
その他の部材の用意
- 瞬間接着剤(100円ショップ)
- 2液性エポキシ接着剤(100円ショップ)
- 金色のスレッド(糸)
※以前に購入した手持ちのものを使用。100円ショップのミシン糸でも大丈夫だと思う。
トップガイドの取付け
瞬間接着剤を竿先に少しだけ付け、トップガイドを装着する。
今回は瞬間接着剤を用いたが、ホットボンドで接着すると、次回トップガイドの修理を行う際にライターであぶるだけでスムーズに取り外すことが出来るようだ。
スレッドの巻き付け
実用上は瞬間接着剤でくっつけただけでも、問題ないように思われるが、一応スレッドを巻いておくことにする。
金色の糸で巻いてみた。
巻き方については以下の富士工業さんの手順がわかりやすい。
スレッドのコーティング
本当はエポキシコーティング剤でコーティングすべきところだが、100円ショップのエポキシ接着剤でコーティングしてみた。
接着剤はコーティング剤に比べて硬化時間が短いため、ロッド全体のコーティングには適さない。
その代わり今回のようにトップガイドのみのコーティングの場合は作業が短時間で完了するというメリットがある。
また粘度も高いため、フィニッシングモーターを使ってロッドをぐるぐる回さなくても液ダレしにくいメリットもある。
一応、手作りのフィニッシングモーターでぐるぐる回しながら硬化させました。
完成・感想
安価に修理をすることが出来た。
竿先が折れてしまった方のキス竿は調子は変わってしまったのだろうが、十分に使えそうである。