ランニングウォッチを購入するきっかけ
今年から、ダイエットのためランニングをはじめた。
ランニングをはじめると、「今日は何キロ走ったんだ?」とか「自分の走るペースはどんなもんなのか」とか、時間と距離に関する記録を確認したくなってくる。
調べてみると、スマホアプリで走行距離やペースを把握できるようである。
しばらくの間は「Nike+RunClub」というアプリをスマホにインストールし、ランニングポーチ(腹巻きみたいなの)にスマホを入れて、ランニングを続けていた。
スマホアプリは非常に便利で、お金もかからず大変な優れものなのだが、ランニング中に、
・今どのくらいの距離を走ったのだろう?
・今の走行ペースはどのくらいだろう?
とかいう状況を、リアルタイムにチェックしたくなったときに、ランニングポーチからスマホを取り出す必要がある。
※アプリには、走行距離の節目(1km毎など)に音声でペースを案内する機能があるのだが、イヤホンをつけないと聞き取りづらい。
これまでに何度かスマホを落として画面を割ってきた経験から、このままランニング中にスマホをいじっていると、そのうち落として壊してしまう危険性があると感じた。
スマホをいじくらなくても済むよう、GPS機能付きのランニングウォッチを購入することにした。
ランニングウォッチの選定
ランニングウォッチに求める要件を整理した。
絶対必要な機能
・GPSによる走行距離測定ができる
・1km当たりの走行ペースが把握できる
・フルマラソンで使っても問題なく電池が持つ
※フルマラソンを走るのはいつの日になるのかわかりませんが。
あれば良いなという機能
・走行データをスマホアプリ(できればNike+RunClub)と連動させたい。
・LINEやメール等のスマホへの通知を、ランニングウォッチでも受け取りたい。
・心拍数や歩数等のデータを、いわゆる「ライフログ」として記録したい。
上記の要件と、売れ線っぽい製品のとを照らし合わせてみた。
(1) EPSON WristableGPS Q-10
定価:¥13,000(税抜)
GPS:○
電池持ち:◎ 約13時間
スマホ連携(走行データ):×PCを経由する必要あり
スマホ通知:× Bluetoothなし
心拍計:× なし
(2) EPSON WristableGPS Q-10
定価:オープン(実売:税抜2万円台前半)
GPS:○
電池持ち:○ 約10時間
スマホ連携(走行データ):△Nike+RunClubとは連携不可
スマホ通知:○
心拍計:○ あり
(3) Garmin ForeAthlete 10J
定価:¥9,980(税抜)
GPS:○
電池持ち:△ 約5時間
スマホ連携(走行データ):×PCを経由する必要あり
スマホ通知:× Bluetoothなし
心拍計:× なし
(4) Garmin ForeAthlete 35J
定価:¥22,963(税抜)
GPS:○
電池持ち:◎ 約13時間
スマホ連携(走行データ):〇Garmin Connect経由で、Nike+RunClubと連携可能
スマホ通知:〇
心拍計:○ あり
(5) Garmin ForeAthlete 230J
定価:¥18,334(税抜)
GPS:○
電池持ち:◎ 約13時間
スマホ連携(走行データ):〇Garmin Connect経由で、Nike+RunClubと連携可能
スマホ通知:○
心拍計:× なし
(6) Garmin ForeAthlete 235J
定価:¥31,297(税抜)
GPS:○
電池持ち:◎ 約9時間
スマホ連携(走行データ)::〇Garmin Connect経由で、Nike+RunClubと連携可能
スマホ通知:○
心拍計:○ あり
上記の製品のスペックを見て、
・3万円台はちと高すぎる
・EPSON製品はNike+RunClubとの連携が出来ない
・計測時間が5時間までだとフルマラソンで使うの厳しい
なんてことを考えて最終的な候補は、
・Garmin ForeAthlete 35J
・Garmin ForeAthlete 230J
のどちらかにしようと考えた。
GARMIN(ガーミン) ランニングウォッチ GPS 心拍計 ライフログ 50m防水 ForeAthlete 35J ブラック 【日本正規品】 FA35J 168938
GARMIN(ガーミン) ランニングウォッチ 時計 GPS ライフログ ForeAthlete 230J ブラック×ホワイト 【日本正規品】 FA230J 371787
2機種の大きな違いは、心拍計の有無とデザインであり、価格的には35Jの方が少し高額である。
迷ったのだが、シンプルなデザインで心拍計付きの「ForeAthlete 35J」を購入することにした。
ForeAthlete 35J 使ってみての感想
使ってみたところ、やはりランニング中に走行距離やペースがリアルタイムにチェックできるのは素晴らしい事だと感じた。
その他にもおすすめしたい点や、気になったところを以下にまとめた。
良いところ
- 電池の持ちが良い + 充電が早い
ランニング週に2回(各1時間)といったようなライトな使用方法であれば、電池は充電なしで5日程度はもつ。
また充電時間も、電池が空っぽの状態から満充電の状態まで1時間30分程度で充電できた。 - スマホの着信やメール受信等の通知が便利
スマホへの電話の着信や、メール(LINE)等の受信の通知がランニングウォッチに届く。
カバンに入れた電話の着信に気づかない事が良くあったのだが、通知の機能があることで解消された。 - 歩数計と消費カロリーの表示が運動の意欲を高める。
日ごとの目標歩数と、実際の歩数が表示され、目標を達成するとバイブレーションでお祝いしてくれる。また、心拍数と連動した消費カロリーの表示もある。今日はもうちょい運動してみよう、という気にさせてくれる。
結果的に心拍数付のモデルにしておいてよかったと感じた。
イマイチなところ
- プラスチッキーなデザイン
まぁこれは好みによる部分ではあるが、少なくとも高級感はない。
購入直後に周りの人に値段を聞かれたので正直に答えたところ、「うっそー!5000円ぐらいに見える!」とショッキングな反応があった。
ライフログの機能があるため、常時身につけておきたいところだが、スーツにこの時計は厳しいかもしれない。 - ちょいちょいフリーズする
気づくと時計が進んでおらず、操作を一切受け付けなることが購入後半年間で5回ほど発生した。今のところランニング中に発生したことはなく、電源ボタンを長押しして電源を切り、再度電源を入れることで復旧するのではあるが、これがマラソンの大会中に発生すると大慌てとなるであろう。
↓フリーズ中の様子。時計は進まず、ボタンを押しても一切反応がない。